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2025年3月17日(月)にジンジャー給与の機能アップデートおよび仕様変更を実施しました。
詳細は以下のとおりです。
※仕様変更の内容はすでに【告知】として広報しています。
機能アップデート
・給与/賞与の振込設定に口座3の選択肢を追加
・給与明細の勤怠項目の出力形式を選択できる機能を追加
・支給明細書のデータがブランクの箱を左に詰める設定の追加
・健保事業所整理記号に入力できる文字種を変更
・給与計算:社会保険料の詳細画面にメッセージ表示を追加
仕様変更
・計算式内の「年齢」「勤続期間」の参照ロジックを変更
・賞与計算時の社保事業所の参照ロジックを変更
・社保未加入者の社会保険料(介護保険料)を計算しないよう仕様を追加
・年度更新の対象年度を実態にそろえるために修正
機能アップデート
給与/賞与の振込設定に口座3の選択肢を追加
概要
従業員管理>給与計算>[給与振込設定]タブ/[賞与振込設定]タブの支払方法にて、新たに「口座1・2:固定額 口座3:残額」の選択肢を追加しました。
この選択肢を選んだ場合、従業員管理>給与計算>[銀行振込口座]タブにて登録した口座のうち3つを振込口座に指定できます。
影響
【従業員管理】
・給与計算>[給与振込設定]タブ/[賞与振込設定]タブ
【給与設定】
支給明細項目>[給与支払項目]タブ/[賞与支払項目]タブ
【給与計算】
・給与データ訂正
・振込データ>一覧表出力/FBデータ出力
【賞与計算】
・賞与データ訂正
・振込データ>一覧表出力/FBデータ出力
【退職金計算】
・データ訂正
・振込データ>一覧表出力/FBデータ出力
【エクスポート】
・給与>[デフォルトテンプレート]タブ>給与支給控除項目一覧表/賞与支給控除項目一覧表/退職金支給控除項目一覧表/給与差分レポート
・給与>[カスタムテンプレート]タブ>給与計算メニュー/賞与計算メニュー/退職金計算メニュー
・人事>[デフォルトテンプレート]タブ>社員台帳(全項目)/社員台帳(インポート用)/給与項目一覧
・人事>[カスタムテンプレート]タブ
【インポート】
・メニュー選択:給与計算/賞与計算/退職金計算
・メニュー選択:従業員管理>支払方法(給与振込設定)/支払方法(賞与振込設定)
給与明細の勤怠項目の出力形式を選択できる機能を追加
概要
給与設定>給与体系>[給与勤怠項目]タブの計算式登録画面にて、給与明細書に出力する表記方法について以下のいずれかを選択できます。
・小数表記(0.000)
・時間表記(hh:mm)
例)勤務時間の項目において、小数表記(0.000)が「8.75時間」の場合、時間表記(hh:mm)では「8:45」と表記
※本項目の設定にかかわらず、給与計算時は小数表記(0.000)で表示され、給与計算されます。
影響
【給与設定】
給与体系>[給与勤怠項目]タブの計算式設定画面
【給与計算】
明細書出力>PDF出力/Web明細
【エクスポート】
給与>[デフォルトテンプレート]タブ>給与設定レポート
【従業員画面】
給与明細(PDF/HTML)
支給明細書のデータがブランクの箱を左に詰める設定の追加
概要
給与設定>支給明細項目>[基本情報]タブ以外のタブ([給与○○項目]タブ/[賞与○○項目]タブ/[退職金○○項目]タブ)にて、新たに「データを左詰めする」のチェックボックスを追加しました。
本項目は「データが0・空欄の時、名称を表示しない」にチェックを入れた際にのみ活性化し、チェックを入れた場合、明細書では項目名称およびデータが空欄の時に左詰めされます。
※右上の項目が空欄の場合は、左下の項目を右上に詰めます。
影響
【給与設定】
支給明細項目>[基本情報]タブ以外のタブ([給与○○項目]タブ/[賞与○○項目]タブ/[退職金○○項目]タブ)
【給与計算】
明細書出力>PD出力/Web明細
【賞与計算】
明細書出力>PD出力/Web明細
【退職金計算】
明細書出力>PD出力/Web明細
健保事業所整理記号に入力できる文字種を変更
概要
人事設定>社保・労保>[社保事業所]タブ>[基本情報]タブの健保事業所整理記号について、半角数字以外の文字種も入力できるようになりました。
影響
【人事設定】
社保・労保>[社保事業所]タブ>[基本情報]タブの健保事業所整理記号
【月変算定】
結果出力>健康保険組合提出用の算定基礎届(CSV)/月額変更届(CSV)
給与計算:社会保険料の詳細画面にメッセージ表示を追加
概要
給与計算>給与データ訂正>[控除項目]タブの社会保険料(健康保険料/介護保険料/厚生年金保険料/厚生年金基金)の詳細画面の計算式が表示される箇所にて、以下のメッセージ表示を追加しました。
【計算式が非表示となり、代わりに表示されるメッセージ】
退職後の給与計算や月途中の退職により、社会保険料が0となる場合に表示されるメッセージです。
メッセージ | 健保厚年 徴収区分 |
詳細 |
---|---|---|
退職後の給与計算であるため、 社会保険料は0となります。 |
当月徴収 |
社会保険料の2か月分徴収あり/なしにかかわらず、以下の条件をすべて満たす従業員に表示 ▸健保厚年徴収区分が「当月徴収」 |
翌月徴収 |
社会保険料の2か月徴収なし(前月分のみ徴収)と判定され、かつ以下の条件をすべて満たす従業員に表示 ▸健保厚年徴収区分が「翌月徴収」 |
|
社会保険料の2か月徴収あり(前月分+当月分を徴収)と判定され、かつ以下の条件をすべて満たす従業員に表示 ▸健保厚年徴収区分が「翌月徴収」 |
||
退職日が月末ではないため、 |
当月徴収 |
社会保険料の2か月分徴収あり/なしにかかわらず、以下の条件をすべて満たす従業員に表示 ▸退職年月日が給与計算の処理月の末日以外 |
翌月徴収 |
社会保険料の2か月徴収なし(前月分のみ徴収)と判定され、かつ以下の条件をすべて満たす従業員に表示 ▸退職年月 = 給与計算の処理月-1 |
【計算式が表示され、その下部に表示されるメッセージ】
社会保険料の2か月徴収ありと判定されたときに、従業員が40歳/65歳/70歳/75歳を迎えるタイミングによっては当月分と前月分とで保険料の徴収の有無が変わる場合があることを示すメッセージです。
例)生年月日が1985年4月10日(2025年4月9日で満40歳)の従業員の場合
給与計算の処理月:2025年4月/健保厚年徴収区分:翌月徴収で、社会保険料の2か月徴収ありと判定されたとき、前月分と当月分の社会保険料計算では以下のとおりとなる。
→前月分(2025年3月分)の介護保険料:2025年3月末時点で39歳のため徴収なし
→当月分(2025年4月分)の介護保険料:2025年4月末時点で40歳のため徴収あり
メッセージ | 健保厚年 徴収区分 |
詳細 |
---|---|---|
前月分の健康保険料は、前月末時点での”生年月日の当日の年齢”をもとに健康保険計算区分を自動判定し、計算します。詳細はこちら ※当月分の保険料については、登録されている健康保険計算区分をもとに計算します。 |
当月徴収 |
社会保険料の2か月徴収あり(当月分+前月分を徴収)と判定されたすべての従業員の健康保険料の詳細画面内に表示 |
当月分の健康保険料は、当月末時点での”生年月日の当日の年齢”をもとに健康保険計算区分を自動判定し、計算します。詳細はこちら |
翌月徴収 |
社会保険料の2か月徴収あり(前月分+当月分を徴収)と判定されたすべての従業員の健康保険料の詳細画面内に表示 |
前月分の介護保険料は、前月末時点での”生年月日の前日の年齢”をもとに介護保険計算区分を自動判定し、計算します。詳細はこちら ※当月分の保険料については、登録されている介護保険計算区分をもとに計算します。 |
当月徴収 |
社会保険料の2か月徴収あり(当月分+前月分を徴収)と判定されたすべての従業員の介護保険料の詳細画面内に表示 |
当月分の介護保険料は、当月末時点での”生年月日の前日の年齢”をもとに介護保険計算区分を自動判定し、計算します。詳細はこちら |
翌月徴収 |
社会保険料の2か月徴収あり(前月分+当月分を徴収)と判定されたすべての従業員の介護保険料の詳細画面内に表示 |
前月分の厚生年金は、前月末時点での”生年月日の前日の年齢”をもとに厚生年金計算区分を自動判定し、計算します。詳細はこちら ※当月分の保険料については、登録されている厚生年金計算区分をもとに計算します。 |
当月徴収 |
社会保険料の2か月徴収あり(当月分+前月分を徴収)と判定されたすべての従業員の厚生年金保険料の詳細画面内に表示 |
当月分の厚生年金は、当月末時点での”生年月日の前日の年齢”をもとに厚生年金計算区分を自動判定し、計算します。詳細はこちら |
翌月徴収 |
社会保険料の2か月徴収あり(前月分+当月分を徴収)と判定されたすべての従業員の厚生年金保険料の詳細画面内に表示 |
前月分の厚生年金基金は、前月末時点での”生年月日の前日の年齢”をもとに厚生年金計算区分を自動判定し、計算します。詳細はこちら ※当月分の保険料については、登録されている厚生年金計算区分をもとに計算します。 |
当月徴収 |
社会保険料の2か月徴収あり(当月分+前月分を徴収)と判定されたすべての従業員の厚生年金基金の詳細画面内に表示 |
当月分の厚生年金基金は、当月末時点での”生年月日の前日の年齢”をもとに厚生年金計算区分を自動判定し、計算します。詳細はこちら |
翌月徴収 |
社会保険料の2か月徴収あり(前月分+当月分を徴収)と判定されたすべての従業員の厚生年金基金の詳細画面内に表示 |
影響
【給与計算】
給与データ訂正>個人編集画面の[控除項目タブ]にある社会保険料(健康保険料/介護保険料/厚生年金保険料/厚生年金基金)の[詳細]
仕様変更
計算式内の「年齢」「勤続期間」の参照ロジックを変更
概要
給与設定>給与体系>計算式登録画面にて計算式に追加できる「年齢」「勤続年数」の2項目について、参照ロジックを変更しました。
影響
【給与計算】
月次計算の計算式(年齢/勤続年数)の計算ロジック
【遡及計算】
遡及計算の計算式(年齢/勤続年数)の計算ロジック
【エクスポート】
給与>[カスタムテンプレート]タブ>メニュー選択:給与計算のテンプレート
変更前
計算式に「年齢」「勤続年数」を追加している場合、給与計算時に、現在日(計算実行時点)の情報をもとに計算していました。
変更後
計算式に「年齢」「勤続年数」を追加している場合、給与計算時に、従業員に紐づく給与体系の締め日時点の情報をもとに計算します。
また、給与計算時に保存した年齢/勤続年数のデータを、給与レポートにて出力できるようになりました。
賞与計算時の社保事業所の参照ロジックを変更
概要
賞与計算の社会保険料の計算における、社保事業所の参照ロジックを変更しました。
影響
【賞与計算】
賞与計算>STEP4:計算処理の[計算実行]
【インポート】
メニュー選択:賞与計算
変更前
賞与計算時に、賞与の処理基準日時点で有効な適用開始日の社保事業所の情報を参照して、社会保険料を計算をしていました。
変更後
賞与計算時に、支給日が属する月の末日時点で有効な適用開始日の社保事業所の情報を参照して、社会保険料を計算をします。
社保未加入者の社会保険料(介護保険料)を計算しないよう仕様を追加
概要
従業員管理>社保・労保>[社会保険]タブにて社保加入区分を「未加入」と設定した場合、給与および賞与の計算時にすべての社会保険料(健康保険料/介護保険料/厚生年金/厚生年金基金/子ども・子育て拠出金)を計算しないための仕様を追加しました。
影響
【給与計算】
月次計算
【賞与計算】
賞与計算
【遡及計算】
遡及計算
変更前
従業員管理>社保・労保>[社会保険]タブにて社保加入区分を「未加入」とした場合、健康保険計算区分/厚生年金計算区分については「対象外」のみ選択できるが、介護保険計算区分については「第2被保険者」や「特定被保険者(徴収)」が選択できる仕様になっていました。
この仕様により、社保未加入の場合でも介護保険計算区分で「第2被保険者」や「特定被保険者(徴収)」が設定されていると、給与および賞与の計算時に介護保険料が計算されていました。
変更後
従業員管理>社保・労保>[社会保険]タブにて社保加入区分を「未加入」とした場合、介護保険計算区分で「第2被保険者」や「特定被保険者(徴収)」が設定されていても、介護保険料は計算しません。
年度更新の対象年度を実態にそろえるために修正
概要
通常の年度更新では「前年度の確定保険料」と「新年度の概算保険料」を計算しますが、現在のジンジャー給与の年度更新メニューでは対象年度が実態と1年ずれているため、対象年度の表示を修正をしました。
影響
【年度更新】
下記の表示を、変更後の対象年度(変更前の対象年度+1)に変更
・STEP1:算定基礎賃金集計
・STEP2:労働保険申告書
下記の表示を、変更後の対象年度(変更前の対象年度+1)の前年度に変更
・STEP2:労働保険申告書>[算定内訳]タブの確定保険料算定内訳テーブル内にある「算定期間」
・STEP2:労働保険申告書>[算定内訳]タブの確定保険料算定内訳テーブル内にある「確定保険料・一般拠出金額」
下記の表示を、変更後の対象年度(変更前の対象年度+1)を表示
・STEP2:労働保険申告書>[算定内訳]タブの概算保険料算定内訳テーブル内にある「算定期間」
・STEP2:労働保険申告書>[納付額]タブの[PDFダウンロード]にて出力する「労働保険申告書算定内訳」
既存の年度更新データについては、変更後の形に自動で再集計されません。
再集計したい場合は、年度更新>対象年度を選択して[計算処理]をクリックし、STEP1:算定基礎賃金集計/STEP2:労働保険申告書にて[再抽出]をクリックする必要があります。
変更前
対象年度が2025年の年度更新では「2025年度の確定保険料」と「2026年度の概算保険料」を計算していました。
変更後
対象年度が2025年の年度更新では「2024年度の確定保険料」と「2025年度の概算保険料」を計算します。
以上です。
皆さまのご要望に基づき、新機能開発、機能改善を進めてまいりますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
【機能アップデート&仕様変更日時】
3月17日(月)22:00~3月18日(火)5:00