いつもジンジャーをご利用いただきありがとうございます。
2025年3月31日(月)にジンジャー給与の機能アップデートおよび仕様変更を予定しています。
詳細は以下のとおりです。
※仕様変更の内容はすでに【告知】として広報しています。
機能アップデート
・年末調整の年度処理対象者の条件を追加
・遡及計算結果を給与計算/賞与計算に連携する際の処理を追加
・納付元会社の登録上限数を変更
仕様変更
・年末調整の[計算処理]クリック時の仕様および表示画面を変更
・賞与計算の処理基準日/支給日の選択に制限を追加
・給与データ訂正の詳細画面へ修正後の値を反映するよう変更
機能アップデート
年末調整の年度処理対象者の条件を追加
概要
年末調整の年度処理対象者(年末調整の対象者)の判定について、以下の条件を追加しました。
これにより、年末調整の[新規計算開始]および[計算処理]をクリックした後に発生する、給与/賞与のデータ取得の処理時間の短縮が見込まれます。
年末調整の対象年度の3年以上前に退職した従業員は、年度処理対象者から外れ、対象従業員の給与/賞与のデータ取得をしない
例)2025年の年末調整の場合、2022年以前に退職した従業員は年度処理対象者から外れる
影響
【年末調整】
・年末調整>[新規計算開始]もしくは[計算処理]
・STEP1:年調収集連携(年調収集連携を「利用しない」と設定している場合は申告書情報登録)以降の対象者表示
※既存データについては、リリース後に年末調整のSTEP2(年調収集連携を「利用しない」と設定している場合はSTEP1):申告書情報登録にて再抽出もしくは初期化をした場合、上記の条件に該当する従業員は年度処理対象者から外れます。
遡及計算結果を給与計算/賞与計算に連携する際の処理を追加
概要
給与計算/賞与計算にて遡及計算結果を連携した際、遡及計算のSTEP2:遡及計算対象選択にて遡及計算の対象外とした項目が計算式に含まれていると、当該項目が原因で計算式がエラー(計算結果が0)となっていましたが、当該項目を0として扱う処理を追加しました。
これにより、遡及計算の対象外とした項目が計算式に含まれている場合も計算式はエラーとならなくなりました。
影響
【遡及計算】
遡及計算
【給与計算】
月次計算
【賞与計算】
賞与計算
変更前
例)遡及計算のSTEP2:遡及計算対象選択にて以下のとおり設定して計算処理を実行
・残業手当(10000円):遡及計算の対象
・欠勤控除:遡及計算の対象外
その後、給与計算>月次計算のSTEP5:計算処理にて遡及計算結果を連携し、以下の項目を計算
・給与控除項目1:残業手当 + 欠勤控除
→欠勤控除が遡及計算の対象外になっていることにより、計算式はエラー(計算結果が0)となるため、給与控除項目1の値は0となる
変更後
例)遡及計算のSTEP2:遡及計算対象選択にて以下のとおり設定して計算処理を実行
・残業手当(10000円):遡及計算の対象
・欠勤控除:遡及計算の対象外
その後、給与計算>月次計算のSTEP5:計算処理にて遡及計算結果を連携し、以下の項目を計算
・給与控除項目1:残業手当 + 欠勤控除
→欠勤控除が遡及計算の対象外になっているが、これを0として扱うため、給与控除項目1は10,000 + 0 = 10,000となる
納付元会社の登録上限数を変更
概要
人事設定>納付先情報>[納付元会社]タブにて登録できる納付元会社の上限数を変更しました。
影響
人事設定>納付先情報>[納付元会社]タブ
変更前
納付元会社を最大で20個(No.20)まで登録できていました。
変更後
納付元会社を最大で30個(No.30)まで登録できます。
仕様変更
年末調整の[計算処理]クリック時の仕様および表示画面を変更
概要
現在年末調整の[計算処理]をクリックした際に、裏側で該当年度の給与/賞与データの一部を取得する処理が発生していますが、こちらの仕様および表示される画面を変更しました。
取得するデータについては以下のヘルプを参照してください。
影響
【年末調整】
年末調整>[計算処理]
変更前
以下の事象が発生していました。
1.年末調整>[計算処理]をクリックすると処理が発生し、STEP1の画面が表示される。
2.一度STEP1の画面から別の画面に移動する。
3.再度、年末調整>[計算処理]をクリックすると、1.で発生した処理が完了していない場合、STEP1にて従業員が表示されない
※3.で[計算処理]をクリックした時点で再度処理が発生し、最終的に3.で発生した処理が完了しないと次の操作ができなくなってしまう。
変更後
以下の対応を実施しました。
【[計算処理]クリック時に、処理が発生していない場合】
以下の画面が表示され、[データ取得]をクリックすると従来と同様に、最新の該当年度の給与/賞与データの一部を取得する処理が発生します。
[そのままSTEP1へ]をクリックすると、以前取得した該当年度の給与/賞与データをもとに年末調整の処理を実施します。
【[計算処理]クリック時に、完了していない別の処理がある場合】
以下の画面が表示され、[STEP1へ]をクリックするとSTEP1の画面へ移動します。
賞与計算の処理基準日/支給日の選択に制限を追加
概要
賞与計算の[新規計算開始]をクリック後に表示される新規計算開始画面にて、「処理基準日」と「支給日」の項目で選択できる年月日に制限を追加しました。
影響
【賞与計算】
賞与計算>[新規計算開始]
※既存データには影響しません。
変更前
処理基準日/支給日ともに選択できる年月日に制限は設けていませんでした。
変更後
それぞれ以下の制限を設けました。
・処理基準日:賞与の処理月を基準に、3年後までは選択可能
例)賞与の処理月が2022年1月~12月の場合、2024年12月まで選択可能(2025年1月以降は不可)
・支給日:賞与の支給日が属する年月を基準に、3年後までは選択可能
例)賞与の支給日が2022年1月~12月に属する場合、2024年12月まで選択可能(2025年1月以降は不可)
給与データ訂正の詳細画面へ修正後の値を反映するよう変更
概要
計算式に使用している項目の値について、給与計算>給与データ訂正にて手入力で修正してから再計算、もしくはCSVにて一括修正をした際に、詳細画面内の計算式(実際の値)や再計算テーブルで修正後の値を反映するようにしました。
影響
【給与計算】
給与データ訂正>詳細画面
変更前
計算式に使用している項目の値を手入力もしくはCSVで修正しても、詳細画面内の計算式(実際の値)や再計算テーブルでは修正後の値が反映されない仕様でした。
※修正後の値は反映されていませんが、再計算自体は修正後の値で実施していました。
変更後
計算式に使用している項目の値を手入力もしくはCSVで修正した際に、「編集した項目は計算式設定を適用しない」にチェックを入れているか否かによって、詳細画面内の計算式(実際の値)や再計算テーブルに表示される値が異なります。
【「編集した項目は計算式設定を適用しない」にチェックを入れた場合】
計算実行後、詳細画面内の計算式(実際の値)や再計算テーブルでは、修正後の値が反映されます。
※画像クリックで拡大します。
【「編集した項目は計算式設定を適用しない」にチェックを入れていない場合】
計算実行後、詳細画面内の計算式(実際の値)や再計算テーブルでは、修正後の値は反映されません。
※画像クリックで拡大します。
以上です。
皆さまのご要望に基づき、新機能開発、機能改善を進めてまいりますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
【機能アップデートおよび仕様変更日時】
3月31日(月)22:00~4月1日(火)5:00