いつもジンジャーをご利用いただきありがとうございます。
2025年5月12日(月)にジンジャー人事労務の機能アップデートおよび仕様変更を実施しました。
詳細は以下のとおりです。
※仕様変更の内容はすでに【告知】として広報しています。
・入力形式がテキストフォームのカスタム項目に文字種の入力制限をかける
・カスタム項目の入力形式に「URL」を追加する
・eLTAXのデータをインポートする際に、「納付先市区町村」と「提出先市区町村」の情報を自動で登録されるようにする
・【社保手続き】出生後休業支援給付金の申請に対応
・【社保手続き】労働保険概算・確定申告書(年度更新)の保険料率のロジックを変更
・【給与】給与未契約の場合はインポート時に給与テーブルを参照しないよう変更
仕様変更
・eLTAXから出力したCSVをインポートして住民税額を登録できるようにする
機能アップデート
入力形式がテキストフォームのカスタム項目に文字種の入力制限をかける
概要
カスタム項目>[+詳細項目追加]または[編集]にて、入力形式「テキストフォーム」を選択した際に、文字種の入力制限を設定できるよう変更しました。
影響
- カスタム項目
- 従業員管理
- マイページ>変更申請
- 入社処理
- 書類設定>書類テンプレート
- ワークフロー>[項目・レイアウト]タブ>既存項目
変更前
カスタム項目>[+詳細項目追加]または[編集]にて入力形式「テキストフォーム」を選択した際に、入力する文字種を制限できませんでした。
そのため、下記のような事象が発生していました。
- カスタム項目の内容を半角数字で入力する場面で、半角数字以外が入力されてしまい、給与の計算式にエラーが発生する
- 入社処理やワークフローで文字種を指定できず、従業員の入力ミスが発生する
変更後
テキストフォームに入力する文字種を以下の選択肢から設定できるように変更しました。
- 全角カナ
- 全角かな
- 全角英数字記号
- 全角数字
- 半角英数字記号
- 半角数字
- 数値(マイナスと小数点含む)
保存済みのテキストフォームのカスタム項目に対しても、文字種の入力制限を設定できます。
設定した入力制限に適さない状態のまま従業員情報を編集・保存した場合は、エラーが発生します。
カスタム項目の入力形式に「URL」を追加する
概要
カスタム項目の入力形式にて、「URL」が追加されました。
影響
- カスタム項目
- 従業員管理
- マイページ>変更申請
- 入社処理
- 書類設定>書類テンプレート
- ワークフロー>[項目・レイアウト]タブ>既存項目
変更前
従来、カスタム項目>[+詳細項目追加]にてテキストフォームでリンクを文字として保存できましたが、リンクは活性化されませんでした。
そのため、リンクを1クリックで開けず、URLをコピー&ペーストする必要がありました。
変更後
カスタム項目>[+詳細項目追加]にて、入力形式に「URL」の入力を選択できるようにしました。
上記に伴い、従業員管理にて入力形式「URL」で設定されたカスタム項目は、内容がリンクとして活性化されるようになりました。
すでに保存済みのカスタム項目は、入力形式を変更できません。
eLTAXのデータをインポートする際に、「納付先市区町村」と「提出先市区町村」の情報を自動で登録されるようにする
概要
インポートにて、メニュー選択:従業員管理>eLTAX(住民税)のデータを登録した場合、「納付先市区町村」と「提出先市区町村」の情報が自動で登録されるようになりました。
影響
- インポート>メニュー選択:従業員管理>eLTAX(住民税)
- 従業員管理>給与計算>[各種課税]タブ>納付先市区町村
- 従業員管理>給与計算>[各種課税]タブ>提出先市区町村
変更前
「納付先市区町村」および「提出先市区町村」を登録するには、従業員管理にて手動入力するか、社員台帳などのCSVを用いてインポートする必要がありました。
変更後
eLTAXデータのインポートの対応に伴い、「納付先市区町村」「提出先市区町村」の情報についても、CSVに記載された市区町村コードを参照して、インポート時に自動で登録できるようにしました。
【社保手続き】出生後休業支援給付金の申請に対応
概要
対象帳票に項目を追加し、出生後休業支援給付金の申請に対応できるように変更しました。
影響
対象の帳票は下記のとおりです。
- (初回)育児休業給付金支給申請書
- 出生時育児休業給付金支給申請書
- 育児休業給付金支給申請書(分割取得)
変更前
出生後休業支援給付金の申請に対応していませんでした。
変更後
対象帳票に項目を追加し、出生後休業支援給付金の申請に対応しました。
その他、申請書の様式変更に伴い、金融機関の項目に「公金受取口座利用希望」のチェックを追加しました。
※チェックを入れると、個人のマイナポータルに登録された口座で給付金を受け取れるようになります。
【社保手続き】労働保険概算・確定申告書(年度更新)の保険料率のロジックを変更
概要
労働保険概算・確定申告書(年度更新)にて、対象年度に基づいた保険料率が算出されるようになりました。
これに伴い、メリット制ありを選択した場合のみ、労災保険料率の修正ができるように改修しました。
変更前
労働保険概算・確定申告書(年度更新)にて、確定保険料算定内訳および概算保険料算定内訳の保険料率は最新の労保事業所の料率を算出していました。
そのため、年度ごとに確定保険料率と概算保険料率が異なる場合に対応できませんでした。
※昨年は労災保険料率が異なっていたため、手修正できるように暫定対応しました。
上記に伴い、メリット制あり/メリット制なしのどちらを選択しても編集できるようにしていました。
変更後
労働保険概算・確定申告書(年度更新)にて、確定保険料算定内訳および概算保険料算定内訳の保険料率は、作成時に設定した「対象年度」に基づき、正しい保険料率が算出されるようになりました。
上記により、本来修正するケースがあるメリット制ありの場合のみ、保険料率を修正できるように変更しました。
仕様変更後は給与の年度更新と同様のロジックになります。
【給与】給与未契約の場合はインポート時に給与テーブルを参照しないよう変更
概要
【リリース】2025年3月31日(月)人事労務機能アップデート&仕様変更
上記のリリースに関連した仕様変更です。
ジンジャー給与未契約のお客さまの場合は、インポートにて給与単価の情報を登録をする際に、給与テーブルを参照しないように変更しました。
影響
インポート>STEP1:フォーマット設定
- メニュー選択:従業員管理>従業員情報
- テンプレート選択:給与単価の情報を含むテンプレート
仕様変更
eLTAXから出力したCSVをインポートして住民税額を登録できるようにする
概要
eLTAXから出力した住民税納付額のCSVをそのまま使用してジンジャーへインポートし、内容を登録できるようにしました。
eLTAXから出力したCSVを使用する場合は、受給者番号と社員番号が同じ必要があります。
上記の番号が一致していない場合は、内容を登録できません。
詳細はこちら
影響
- インポート
- 従業員管理>給与計算>[各種課税]タブ
変更前
従来の仕様は下記のとおりでした。
- eLTAXを利用している企業において、住民税の特別徴収額をジンジャーに登録する場合、CSVをジンジャーのインポート様式にあわせて加工する必要がありました。
変更後
下記の仕様に変更しました。
- eLTAXから出力したCSVを使用してジンジャーへインポートできるように変更しました。
※本仕様変更で対応するCSVは「処分通知等(税額通知)CSVレイアウト仕様書(総務省通知形式)」「特別徴収税額通知(総務省通知形式CSV) 」です。
※市区町村によっては、各項目の頭文字に「0」が入り、手動での修正が必要な場合があります。
今後は手修正不要でインポートできるようにする予定です。 - インポートできる情報は従業員管理>給与計算>[各種課税]タブの以下の項目です。
- 年税額
- 各月の徴収額
- 納付先市区町村
- 提出先市区町村
- インポート>メニュー選択にて、従業員管理>住民税(eLTAX)の項目が追加されます。
本仕様変更により、インポートのメニュー選択に中項目が追加されました。
それに伴い、メニュー選択にて「従業員管理」を選択していた場合は、今後「従業員管理>従業員情報」を選択してください。
※「従業員管理>従業員情報」はデフォルトで表示されます。
以上です。
皆さまのご要望に基づき、新機能開発、機能改善を進めてまいりますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
【機能アップデートおよび仕様変更日時】
5月12日(月)22:00~5月13日(火)5:00